日本産業衛生学会とは
公益社団法人日本産業衛生学会は、わが国において最も長い歴史を持ち、かつ最大規模の産業衛生に関する学術団体です。学会は「産業衛生に関する学術の振興と、勤労者の職業起因性疾患の予防及び健康維持増進を図り、もってわが国の学術と社会の発展に寄与すること」を目的としています(定款第4条)。2021年3月時点で正会員数は約8,200名であり、医師、歯科医師、保健師、看護師、薬剤師、衛生管理者、作業環境測定士、労働衛生工学者、微量分析専門家、労務担当者、労働組合役員、心理職、行政職等、多様な職種の者から構成されています。
2019年には、設立90周年記念事業として今後10年間の活動方針を「100周年を見据えたミッションと重点活動事項」として公表し、5つの重点活動(基盤づくり、学術活動、実践活動、人材の育成と多様化、発信)に取り組んでおります。公益社団法人日本医師会および関連諸学会と連携するなど、この分野の人材育成に積極的に取り組み、産業衛生の活動の質の向上に努力しています。また職場での新型コロナウイルス感染症対策のガイドやマニュアルを公表するなど、産業衛生を通じた社会貢献に力を入れております。